何切る検討(6) ～ 良形聴牌？

麻雀 定石「何切る」301選 の Q022。

[ 東場 東家 ]

は確定メンツなので、亜リャンメン 、リャンメントイツ 、4連形 のどれを切るかの問題。

電脳麻将: 何切る解答機 の選択はリャンメントイツから打 、ウザク本の回答は亜リャンメンから打 。

どちらの選択でも索子の受けは変わらないが、索子を引いた後のテンパイ形が異なる。

打 後のテンパイ形と評価値*1*2は

有効牌	枚数	打牌	テンパイ形	待ち	枚数	評価値	待ちの形
	4				4	1966.67	双碰
	3				3	2000.00	嵌張
	3				7	3308.33	両面
	2				7	3266.67	両面＋双碰
	4				7	2633.33	両面
	4				4	1733.33	嵌張
	1				6	4000.00	両面
	1				6	2833.33	単騎 x2
	4				4	1733.33	嵌張
	4				11	3666.67	両面 x2
	1				4	2666.67	双碰
	2				4	2200.00	双碰
	3				7	2633.33	両面
	3				7	2633.33	両面
	3				4	1966.67	双碰
	4				7	2633.33	両面

となり、8種25枚 でノベタン(＝単騎 x2)以上の良形テンパイになる。

一方、打 の場合は、

有効牌	枚数	打牌	テンパイ形	待ち	枚数	評価値	待ちの形
	4				6	2833.33	単騎 x2
	1				11	7266.67	両面＋単騎
	1				11	3966.67	両面＋単騎
	3				4	1966.67	双碰
	4				6	2833.33	単騎 x2
	4				4	1733.33	嵌張
	4				4	1733.33	嵌張
	4				11	3666.67	両面 x2
	1				8	5266.67	両面
	2				8	2666.67	両面
	3				7	2633.33	両面
	3				7	2633.33	両面
	3				8	2666.67	両面
	4				7	2633.33	両面

となり、良形テンパイに限れば 9種30枚 で上回る。

しかしながら電脳麻将の評価値計算においても

打牌選択	索子引きテンパイ		索子引き以外		合計
	枚数	評価値	枚数	評価値	枚数	評価値
	7種24枚	845.83	7種22枚	758.68	14種46枚	1604.51
	7種24枚	924.07	5種17枚	649.07	12種41枚	1573.15

となっており、索子の良形は評価値に反映されてはいる*3。

つまり、評価値計算において

1. 良形テンパイに何らかの追加加点をする必要があるか？
2. 必要ならば具体的な加点方法はどうするのか？

が検討課題になりそうだ。

*1:評価値の計算方法は 何切る検討(0) 〜 打牌選択アルゴリズム - koba::blog 参照

*2: の暗刻があるため、全てメンゼンで計算

*3:両者索子受けの種類と枚数は同じだが評価値は異なる