天鳳鳳凰卓の最高・最大・最長記録

電脳麻将 の表示系プログラムの見直しを行なっている。副露が多いときに手牌の表示領域が不足する問題は以前から認識していたのだが、他にも問題がないか最高・最大・最長の記録を調査してみた。調査対象は、天鳳鳳凰卓東南戦 2010年〜2023年 14年間の 2,131,928 戦、22,793,263 局。

集計プログラムはこちらを使いました。

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天鳳鳳凰卓統計(2023年)

昨日、2023年の天鳳の牌譜一覧が公開された*1ので、早速集計しました。対象は、2023年 鳳凰卓 東南戦 赤あり の 168,778 戦です。

過去には 2016年*2、2021年*3 を統計しているけど、違いはあるかな?

*1:実は私がつのだ氏にお願いして公開してもらったのです

*2:天鳳統計(1) 〜 基礎情報と和了役・流局理由 - koba::blog

*3:『電脳麻将本』に掲載

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牌譜エディタの使い方

電脳麻将 ver.2.4.0 で牌譜エディタの機能を追加したので、その使い方を説明します。

  • 牌譜エディタの起動
  • 対局情報の入力
  • 牌譜の入力
  • 和了・流局の入力
  • 局の追加・削除
  • 最終得点とポイント
  • ルール設定

牌譜エディタはPCのみの機能です。スマートフォンでは利用できません。*1

*1:そもそもスマートフォンでは入力できないと思う

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バックトラックで麻雀の和了形一覧を求める

麻雀の役を判定をするときには、まず和了形を求める必要がある。

m1m1m1m2m2m2m3m3m3p8p9p9p9 p7

例えば上記の牌姿の場合は、以下の2つの和了形が存在する。

  • p9p9 m1m1m1 m2m2m2 m3m3m3 p7p8p9 (三暗刻)
  • p9p9 m1m2m3 m1m2m3 m1m2m3 p7p8p9 (純全帯幺九+一盃口)

このように和了形が複数あるときは和了点の高い方を採用する*1ので、全ての和了形をもれなく求める必要がある。そのためには バックトラック法 と呼ばれる手法を用いるのが一般的だ。ところがネット上で見かける和了形を求めるアルゴリズムは「アドホックな解法」ばかりでバックトラックを説明したものが見当たらない*2。ならばということで、本稿で説明することにした。

*1:これを高点法と呼ぶ

*2:バックトラックを使っていても説明は省略されている、あるいは誤った手法をバックトラックと称しているなど

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Passportで外部認証を実現する

電脳麻将 ver.2.3.0ネット対戦 の機能を追加した。ルーム(対局待ちの状態)や対局画面にプレーヤー名(できればアイコンも)を表示しようとするとプレーヤーの登録が必要になる。電脳麻将では「ゲスト登録」と「外部認証」の2つの方法で、電脳麻将自身ではプレーヤー情報を管理せずプレーヤー名を取得しているので、この方法を説明する。

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麻雀サーバーの使い方

電脳麻将 ver.2.3.0ネット対戦 の機能を追加しましたが、麻雀サーバー の使い方を説明していませんでした。README だけでは説明が不十分と思ったので、補足記事を書くことにします。

麻雀サーバーを動作させるには Node.jsnpm が必要なので、あらかじめインストール*1しておいてください。

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