クリスマスに届いた新しいMacBook Proに大晦日にようやく対面できました。
OSはMavericks(v10.9)です。いままではLeopard(v10.5.8)だったので、一気に4世代アップ。いろいろ戸惑いました。
トラックパッドの動作が違う
デフォルトではスマホのように指を動かした方向にスクロールします。今までと逆の動き。「システム環境設定」→「トラックパッド」→「スクロールとズーム」で変更できますが、他のスワイプ動作との整合性からはデフォルトの操作に馴れた方がいいのかな。
それからダブルタップでドラッグする動作の設定が「アクセシビリティ」に移動しています。「アクセシビリティ」→「マウスとトラックパッド」→「トラックパッドオプション」で変更できます。タップの感度はちょっと悪くなった気がする*1。
移行アシスタントが実行できない
データ移行は「移行アシスタント」で行おうと思っていたのですが、OSのバージョンが違うとできないとのこと。しかたないので手動で移行しました。iTunesのデータ(特に購入した楽曲)がうまく移行できるか心配でしたが、~/Music/iTunes をそのまま移動しただけで大丈夫でした。
Expose、Spacesまわりの機能が増えた
Expose、Spaces、Dashboard は Mission Control に統合されて細かく設定できるようになりました。すべてトラックパッドのジェスチャで操作できるのも便利ですね*2。
ホットコーナーに割り当てるのは、やはり今まで通り Mission Control とデスクトップ表示かな。ドラッグしているときに便利なので。
インプットメソッドが新しくなった
中国語のインプットメソッドが賢くなってます。Leopardでは単語単位でしか変換できなかったので、文節変換できるのはうれしいです。まだ操作に慣れてませんが。
ことえりの状態で半角スペースを入力したいのだけど、それはまだ設定にありません。ですが、今まで通り以下のコマンドをターミナルから入れればOK。
defaults write com.apple.inputmethod.Kotoeri zhsy -dict-add " " -bool no
文字パレットがなくなったのはちょっとショック。部首引きに使っていたので。代わりに中国語の手書き入力ができるようになったので、まあいいか。
インプットメソッド間の切り替えは微妙に便利になっています。
Safariの動作が違う
デフォルトのフォントと文字サイズが選べなくなっています。しかしApple様ご推奨の文字サイズはちとでかいし*3、明朝体がデフォルトなのはどうもなあ。ユーザ設定のデフォルト・スタイルシートで変更するしかないようです。
RSSに関する機能がバッサリなくなってます。これはかなりショックなので、何か方法を探さなければ。最近のRSSの冷遇ぶりはちょっとひどい。Twitter、FacebookによりWebが中央集権化されているように思うなあ。
Microsoft Ofiice 2004が動作しない
PowerPCのエミュレーションがなくなったからかな。VMware FUSIONでWindowsを動かすという選択肢もあるけど、Office以外のWindowsのソフトは多分使わないので、Microsoft Office for Mac 2011を購入するつもり。Numbersはまだまだ出来が悪い感じなので、代用にはならないしねえ。
Web共有がない
「システム環境設定」→「共有」から「Web共有」がなくなりました。apache自体はインストールされているので、OS起動時にあわせて起動するよう設定しなきゃならないな。
CVS、RCSがない
XcodeをインストールしてもCVS、RCSがない。これはかなりショック。自作Webサービス上のコンテンツ版管理にRCSを使っていたし、そのサービスのソースコードをCVSで管理してたからなあ。gitに移行せよということなんだろうけど、過去のプロジェクトの履歴が見れなくなるのはつらいし、OSの設定ファイルの版管理はRCSで充分だよねえ。
という状況ですが、速度は速くなり、ディスプレイはクリアになり、スピーカからの音声は向上し、おおむね快適です。なにより軽くなったので、膝の上で使っても苦にならなくなったもんね。
現状残っている問題はぼちぼち解決していくつもりです。続きは解決編にて。