8月14日〜25日の12日間、中国雲南省に遊びにいってきました。昆明までの往復の航空券と中継地点の広州の宿しか予約していない状態で出発するという無茶な一人旅でしたが、なんとか無事に昆明、シーサンパンナ、大理、麗江と回って来ることができました。
昆明
初日は中継地点の広州に宿泊したので、2日目に昆明入り。昆明の宿は昆明中国国際旅行社に電話して手配してもらいました(日本部があり、そこでは日本語が通じます)。手配してもらった櫻花酒店で旅行社の李さんと作戦会議。シーサンパンナ、大理、麗江、香格里拉あたりを回りたいと希望を言ったところ、昆明の中国国際旅行社にはそういうツアーはないとのこと。日程的(1週間)にはシーサンパンナ、大理、麗江あたりを回るのがよかろうということで、昆明→シーサンパンナ、シーサンパンナ→大理、麗江→昆明の航空券を手配してもらいました。宿泊先はおすすめのホテルを教えてもらい飛び込みでなんとかすることに。大理→麗江のルートはバスがいいらしいので、現地で自分で手配することにしたけど、ちょっと不安。
昆明は別名「春城」と呼ばれ、一年を通して気候が穏やかな町だそうです。直前にバス爆破のテロがあったことから、町中の交差点すべてに警官がいました。空港のチェックもかなり厳重です。食べ物は米線が有名らしい。
3日目は昆明めぐり。まずはタクシーで大観公園へ。滇池をめぐる遊覧船を使うと民族村に行けそうなので、乗ってみることに。降りたところで猛烈な客引きに遭遇。薦めにしたがい西山森林公園を案内してもらうことにしました。結果的にはこれは正解。龍門から見る滇池は壮観でした。以降、少しくらいだまされてもいいから現地の人のいうことをきくことにしました。準備が悪かったので、石林に行けなかったのがちょっと残念かな。
シーサンパンナ(西双版纳)
4日目はシーサンパンナ入り。李さんに薦められた財鑫大酒店に飛び込みで泊まることができました。パスポートの英語がわからないらしく、チェックインに手間取りましたが、おかげでフロントの人と仲良くなることができました。翌日は一日滞在予定なので、一日のツアーがないか聞いてみたところ、あるというので予約。さらに夜、曼聴公園で公演があるというので行ってきました。中国の人はこういう公演が好きなようですね。
5日目にトラブル発生。前日のツアーの予約がちゃんと取れていなかったようです。フロントの人が旅行会社と電話でもめてます。結局、車だけをチャーターして一人で回ることになりました。旅行会社の庄さんが一緒についてきてくれます。この日はタイ族の水掛け祭りとか克木人の原始雨林谷とか基諾族民族村(基諾山寨)とか回りました。庄さんがいちいちガイドを付けてくれるので、へたくそな中国語での会話を楽しむことができ、退屈せずにすみます(その分お金はかかるけど)。夜は勐巴拉娜西という公演を見ました。ほんとに中国の人はこういうのが好きみたい。庄さんの友だちは5回見たといってたし。
庄さんが大理→麗江のツアーを紹介するというので、それに参加することにしました。大理→麗江の移動の件はこれで解決。
6日目は大理への移動日。けれども朝から庄さんに連れ回されました。メコン川の川下り、メコン川をゴンドラで渡って博物館と動物園(勐泐文化园というらしい)、勐泐大佛寺。もうどうにでもしてくれ!
大理
6日目の夕方に大理に到着。ホテルは長宏酒店。7日目から現地のバスツアーに参加です。とけ込めるかかなり不安でしたが、貴州省から来ているという小中学生の姉妹と仲良くなれたので、楽しく過ごすことができました。中国語が聞き取れないときも易しい中国語に直して教えてくれるので、ものすごく助かりました。ありがとう! ガイドの李さんにも気をつかっていただきました。そんなに頻繁にチェックしなくても行方不明にならないから大丈夫だよ。
ツアーは崇聖寺三塔からスタート。大理古城、蝴蝶泉、洱海と続きます。洱海では遊覧船に乗りました。遊覧船上では三道茶に関連したショーなどもありました。仲良くなった人たちとのんびり遊覧船に乗るのもいいものです。中国語もうまくなったような気がしてくるし。ツアーの合間には買い物が入るのですが、団体旅行だと無理矢理買わされる心配もなくていいですね。大理は大理石の産地なので(そもそも大理の石なので大理石という)、大理石の展示販売をしているところによりました。夜は例によって公演です。今回は蝴蝶之梦という公演でした。
大理は高地にあるのでかなり涼しいです。ツアーの宿の長宏酒店にはエアコンがなかったのですが、問題なし。空気もきれいで、すぐ近くに雲があるような景色は最高です。
麗江(丽江)
8日目はバスで麗江に移動です。標高はさらに高くなります。昨日仲良くなった姉妹の家族や友人にさかんに果物などを勧められながらの移動です。途中で翡翠や薬草の販売所によりましたが、みんな熱心に選んでますね。日本人の感覚からすると翡翠なんて年寄りくさい気がするんだけど、中国では若い女の子もよくネックレスにして身につけていますね。
昼過ぎに麗江に到着。ガイドが交代したのだけれど、このガイドが最悪。食事の質が一気に低下するし、物売りばかりに熱心でまいりました。午後は世界文化遺産の麗江古城で自由行動。吉林省から来ている親子といっしょに行動しました。あまりの食事のまずさに辟易していたので、夕食は古城内の小吃街で。お父さんと飲み比べになってしまった。麗江の宿は雲武賓館。古城の目の前にありました。
9日目は玉龍雪山へ。といっても登ったわけじゃなく、バスで移動して下から眺めただけですが... その後トンバ谷へ。後はツアー付属の買い物三昧。ちょっとトーンダウンだな。どこを回るかはガイドの裁量だと思うので、当たり外れがありますね。昨日と同じまずい昼食を食べて昼過ぎにツアーは解散。さらに香格里拉に行った部隊もあったので、飛行機さえ取ってなければ香格里拉まで行けたかもしれない。ちょっと残念。もうちょっと無計画にしておけばよかった。午後は久々に一人になって古城をもう一度散策しました。
帰路
順番に飛行機を乗り継いで帰らなければならないので、10日目は昆明に移動。昆明の宿は取っていなかったんだけど、最初と同じ櫻花酒店に飛び込みで宿泊。11日目は昆明をもう一度ぶらぶらしてから広州へ移動。空港にいる時間ばかり長くなってしまいました。広州で宿泊しなければならないプランだったのがまずかった。飛行機を乗り継いで成田〜昆明を1日で移動できれば、後2日使えたので香格里拉まで行けましたね。広州のホテル(雲峰大酒店)は不便なところにあるので、ホテルからは一歩も出れず、TVで北京オリンピックの閉会式を見てました。12日目は広州から成田へ帰国。なんとか無事に帰ってこれました。
無計画だったためいろいろうまくいかなかったところはあるけど、それも含めて楽しかったです。もうちょっと中国語がうまくなれば、もっと楽しいことがあるだろうなあと感じた中国旅行でした。