Parsley, Sage, Rosemary and Thyme / Simon & Garfunkel

前作 Sounds of Silence に引き続いて制作された3枚目のアルバム。収録曲は前作に続いてポール・サイモンが既に書きためていた曲が中心なのですが、アレンジは打って変わって幻想的になっています。最も彼ららしい特徴を備えたアルバムなんじゃないでしょうか。

なんといっても冒頭の Scarborough Fair は圧巻。アルバムタイトルはこの曲の印象的な一節から取られています。Scarborough Fair 以外は小品が多いのですが、粒ぞろいでアルバムトータルのできはなかなかです。中でも For Emily, Whenever I May Find Her の透き通ったアート・ガーファンクルの歌声はすばらしい。