
- 作者: 堀井憲一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/04/19
- メディア: 新書
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私は新人類と呼ばれた世代です。80年代はちょうど高校から入社までの時期と重なっています。なので、この本に書かれている時代の雰囲気というのはよく分かる。
若者を許しておいてやろう、というおとながいなくなってしまった。それは、戦後生まれの世代とそのあとの世代が、まったくおとなになろうとはせず、いつまでたっても自分たちが若者のつもりだからである。上の世代がおとなになって、おとなを演じてくれなければ、10代や20代の若者は、若者にさえなれないのだ。
私もそういう中途半端なおとなの一人なんだな、とあらためて思いました。
明治とか戦後といった時代は、おとなたちが強制退去させられていたからこそ、輝きがあったのでしょうか。