「失敗をゼロにする」のウソ

「失敗をゼロにする」のウソ [ソフトバンク新書]

「失敗をゼロにする」のウソ [ソフトバンク新書]

失敗の原因究明をするために責任追及しないこと、とか、失敗を繰り返さない仕組みを構築すること、とかよくいわれていることの繰り返しで新鮮味がなかった。

ただ、

ここで最初に認識したいのは、失敗学は決して責任追及を目的とせず、むしろ当事者が事故当時何を思ったか、本当の心情を引き出せるなら、免責、仮名、改ざん、捏造を歓迎することである。

の「改ざん」、「捏造」の部分はなるほどと思った。失敗事例には事実のみを記す必要はなく、印象に残すための「誇張」が必要ということですね。